練習は嘘をつかない

 マンドリンに触ったことがない方も入部OKなオープンなクラブは初心者、発展途上のひと、中堅どころ、上級者が混在しています。先日入部した初心者の方が、“コンサートを聴いて感激し、そのノリで入部を申し込んでしまいました”と話されました。オープンなクラブであればこそ聞ける嬉しいコメントです。

初心者や発展途上の方の上達のために経験者のアドバイスが必要になることもあるでしょう。私も及ばずながら自主練習などでお声をかけますが、最近次のようなことをアドバイスしました。
・ピッキングやトレモロのとき、弦が1本しか振動していないことがあるので、右手の振りを大きくして弦を2本とも振動させるようにする。こうすることで大きな音が出せるようになる。
・音階が上がるときも下がるときも指先を弦の上に置いておき、不用意に指を伸ばさない。 こうすると速いテンポにも対応できる。
・小指が使えるように鍛練して3本指から4本指の演奏に変える。 小指が加われば楽に弾きこなせるようになる。

自分が自然にできていることを教える(伝える)のはけっこう難しい。スポーツ界などで名コーチと言われるひとはどんなことでも理詰めで伝えることができるのでしょう。

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右図は目下練習中の曲の一部です(第3ポジションで弾くときの指番号を記入)。テンポが速いとき、1拍目にある3連符から2拍目に移る際にソ#を1番指で押さえていては間に合いません。あらかじめ1番指でソ#を押さえていればクリアに弾けます。ちょっとしたことですが、このような類のパッセージは多数あるので発展途上の方にアドバイスしてあげたいものです。

楽器への向き合い方はひとそれぞれですが、私は弾けないところがあると放っておけない性分なので(笑) 弾けるようになるまでは練習のモチベーションが持続しますが、やがて克服するとモチベーションが下がり練習量が減ってしまうのが問題。早く新譜がこないかな~。

大相撲九州場所で優勝した横綱白鵬が優勝インタビューで “自分を追い込みいろんなことをやった。・・・稽古は嘘をつかないと改めて思った”と語りました。楽器も同じで、練習は嘘をつかない。地道にやりましょう。

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